格安SIM選択で最後に読んでおきたいページ(5)

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たかがメール、されどメール

格安SIMだと
メールアドレスがもらえないって本当?

Y!mobileは携帯大手と同様にキャリアメールのメールアドレスがもらえる。
UQモバイルは希望すれば月額200円でキャリアメールが使えて、メールアドレスがもらえる。
但し、もらえるのはガラケー時代からのキャリアメールアドレスだ。
キャリアメールアドレスは携帯会社が変われば即刻使えなくなる。

メールアドレスもLINEのように携帯会社が変わっても引き継ぎたいものだ。
その為には今のスマホでキャリアメールではない普通のメールを使うことから始めよう。
そうしないと携帯会社を乗り換えた途端にメール連絡ができなくなってしまう。

メールアドレスを変更するときは、必ず新旧同時に使える期間を設けた方がいい。
メールによる通知サービスや購読中のメールマガジンを、記憶だけを頼りに新メールアドレスに変更するのは容易ではない。
新旧同時に使える期間に、旧アドレス宛のメールを新アドレスに転送するようにする。
こうすればスマホやPCのメールアプリで新アドレスだけの受信で、旧アドレス宛てのメールも届くことになる。
通知サービスのあて先が旧アドレスになっていたら、都度、メールマガジン等での登録先を新メールアドレスに変更する。
これを数か月から1年程度続ければ、ほぼ全てを新メールアドレスに変更できるはずだ。

メールでやり取りする知人などへも、新旧同時に使えることで、もれなく連絡ができるし、
旧アドレス宛で届いても、新アドレスを改めて伝えれば済む。

格安SIMは、メールアドレスをもらうんじゃなくて、
事前に自分で取得するんだ。
でも、どうやったらいいか…。

PCでもスマホでも使える普通のメールアドレスは、次のいずれかだ。
・インターネットプロバイダーが発行するもの
・GmailやYahoo!メールのようなフリーメールアドレス
・E-MAIL.JPなどのメール専用アドレス
・オリジナルメールアドレス

インターネットプロバイダーとは、家のインターネット回線で利用している会社になる。
通常、インターネット回線を契約すると、連絡用メールアドレスと称して新しいメールアドレスがもらえる。
このメールアドレスは変更できるし、新たに追加取得もできる。
大体、家族での利用を想定して最大5つぐらいまでは無料で取得できる。
インターネットプロバイダーのメール利用料は、契約中は基本料金に含まれている。

インターネット回線を乗り換えた場合、現在のプロバイダーを引き続き利用できる場合と、できない場合がある。
できない場合は、取得したメールアドレスが使えなくなってしまうが、月額100円から300円程度でメールのみ継続して利用することができる。
こちらも携帯会社の乗り換えと同じで、インターネット回線を変更する前に問い合わせして手続きが必要だ。

GmailやYahoo!メールのようなフリーメールアドレスを取得するには、何かしらの連絡用メールアドレスを持っていなければならない。
例えばインターネットプロバイダーから発行されたメールアドレスを連絡用として、フリーメールアドレスを取得する。
フリーメールアドレスのGmailやYahooメールは、言わずと知れた巨大企業で膨大なユーザ数を抱えており、まず永久に利用できるアドレスになる。
このフリーメールアドレスを通知サービスやメールマガジンのあて先に使えば、永久に登録したメールアドレスを変更せずに済む。
尚、連絡用メールアドレスはパスワードを忘れたときなどに必要なので、プロバイダーが変わったら変更しておく。

フリーメールアドレスとプロバイダーの
2つのメールアドレスを持たなくちゃいけないの?

メールアプリは複数のメールアドレスが登録でき、メールアドレス毎の着信が分かるのと、送信メールアドレスも切り替えて使える。
フリーメールアドレスは無料でいくつでも取得ができるから、迷惑メールが増えてきたら捨てられるのもメリットだ。
必要な通知サービスやメールマガジンだけ新アドレスにして、メールアプリの設定を新アドレスに変更するだけだ。

メールって知らず知らずに登録先が増えていって、
いらない広告メールがいっぱいになっちゃうんだけど、
フリーメールアドレスを使って時々捨てちゃうんだ。

プロバイダーが変わるたびにメールアドレスを変えたくなければ、メールのみ旧プロバイダーを使い続けることになる。
月額100円から300円と少額ではあるが、初めから同程度の金額で利用できるメール専用サービスもある。
E-MAIL.JPはxxxx@e-mail.jpのメールアドレスが取得でき、年間3,000円でWebメールなども利用できるサービスだ。
Webメールが不要なら、プロバイダーのメールアドレスへ転送するだけのサービスもあり、こちらは年間1,800円。
同様なサービス提供会社は多いが、フリーメールアドレスが主流となった今、経営母体が小さい所が多そうなので、いつまで使えるか若干の不安がある。

最後に紹介するのがオリジナルメールアドレスだ。
今まではxxxx@gmail.comのxxxxだけ自由に取得ができた。
いや、実際には既に取得されたアドレスが多くて、xxxxが長くて分かりづらくて。
そこでお勧めなのがオリジナルメールアドレス。
こちらはgmail.comの部分を自分の好きなものにできる。
まあ、comに関しては選択になるけど。

オリジナルメールアドレスは、メールサービス会社が変わっても、乗り換え先の会社に引き継げる。
費用は年間約2,000円程度から。

乗り換え前のプロバイダーメールを
月額200円で使い続けるよりは、全然良さそう。

オリジナルメールアドレスは取得と設定に若干の知識が必要になる。
難しいことではないが、他のメールアドレスのように希望するアドレスを指定するだけでは使えない。

今のスマホ、どこで売る?

永久に変わらないオリジナルメールアドレスを持とう

メールアドレスは、xxxx@gmail.comの@から左のxxxxと、@から右のgmail.comに分けられる。
gmail.comはドメイン名と言って、住所名のようなもの。
xxxxは氏名に相当する。

gmail.comは住所がGoogleのメールサーバってわけ。
オリジナルメールアドレスでは、まず、住所を決めることから始めなければならない。
この手順をドメイン取得という。
土地であれば予め住所があるが、インターネット上のドメインは新規取得がほとんどだ。

空地、すなわち使われなくなったドメインを購入することもできる。
分かりやすいドメイン名にはプレミアム価格が付いていて、
大抵は新規取得の方が安価だ。

gmail.comのcomは地域に相当する。
ドメイン名は地域毎のレジストリ(登録管理組織)から取得し、ほとんどが1年から10年毎の更新が必要だ。
インターネットが始まったころは、登録管理組織に直接申請してドメイン名を取得したが、現在ではレジストラ(申請業者)やその下部にあたるリセラ(再販事業者)が独自に登録料や更新料を設定して代行してくれる。

個人で取得可能なドメイン名の中で、知名度や維持費を考慮すると登録数最多のcomがお勧めだ。
気に入ったドメイン名が既に登録されている場合はinfoやorg、多少割高なnetやjpでも良いだろう。
その他のドメイン名の中には個人では取得できないもの、日本在住では取得できないもの、費用が高いもの、該当のレジストラやリセラで扱わないものもある。

gmail.comがGoogleのメールサーバであるように、メールサーバはドメイン名毎に必要だ。
つまり、オリジナルメールアドレスには専用のメールサーバが必要になる。
インターネット上の公開サーバは、多くの企業であっても維持管理の委託ができるレンタルサーバを利用している。
個人向けをうたうレンタルサーバは少ないが、利用規模に応じて個人で利用するに適したものもある。

個人用途のメール専用サーバとしては、
・お名前.comのお名前メール(年額920円)
・GMOペパボのムームーメール(年額600円)
・さくらインターネットのメールボックス(年額1,029円)
などがある。
お名前.comとGMOペパボは、どちらもGMOグループ会社になってしまった。
これら3社はいずれもドメイン名のレジストラでもあり、同じ会社で全てを済ませることも可能だ。
GMOペパボのムームードメインとムームーメールなら、トータル初年度1,599円、翌年以降2,080円、月額換算133円が翌年から173円になる。

レジストラでムームードメインより安いところは?

長年使い続けることになるレジストラは、単なる代行業者なので、ドメイン更新料の安いところを選ぶのも悪くはない。
しかし、元々の料金が安いこともあってか会社の淘汰が進んでおり、現在、日本の約9割はGMOグループで、世界的にも10位以内に入るほどだ。
このため、GMOグループ以外の安価なレジストラは、jp以外なら米ドル支払いのFC2(日本語ページあり)またはDynadot(日本語ページなし)。
jpならスタードメインぐらいになる。

最安値のDynadotのcom更新料は7.99米ドル(約900円)。
ムームードメインは1,480円だから、ムームーメールのサーバ費用600円が浮く計算だ。
レジストラの乗り換え費用は更新料と同額が多く、乗り換え年度の更新料が発生しないので、実質、無料でできる。
注意が必要なのは多年度割引で10年契約を利用している場合、9年目以降は乗り換えができないので、次回の更新後まで待たなければならない。

英語に自信がないからDynadotは無理かな。

まずはメール専用サーバにムームーメールなどを選び、新規申し込みのWeb画面でドメイン名を取得するのが楽だ。
費用を節約したければ、2年目を迎える前にレジストラを乗り換えればよい。
レジストラやメール専用サーバの料金はいずれも年間費用なので、月額換算すると数十円程度の金額差しかない。
乗り換えせずに利用するのもありだと思う。

究極のレジストラDynadotなら、メールサーバ代を浮かせられる。
Dynadotでも英会話までは必要としないので、利用したい人は各自で調べて欲しい。

ところでメールアドレスは?

@の左側は世界中で誰も登録していないため、好きな名前をいくつでも使うことができる。
メールボックスはメールアドレス毎にメールサーバ上に作成される。
メールボックスのトータル容量は固定なので、大人数での利用はできないが、家族で同じドメイン名を使って、それぞれで好きなメールアドレスをもって使うことはできる。
akio@manbou-p.netやnatsuko@manbou-p.netなんてのが使えちゃう。

オリジナルメールアドレスの費用も
家族で割勘ね。

1人で使っても月額換算200円以下だから、4人なら50円以下。

たった50円でGmailでもYahooメールでもない
自分専用のオリジナルメールアドレスが持てるなんて、
何で誰も教えてくれなかったの?

GmailやYahooメールは、広告メールから逃れるための使い捨てメールアドレスってのも、教えてもらえないかも。
使い捨てメールアドレスを知人とのやり取りに使うのは止めた方が良い。
オリジナルメールアドレスは、始めるにはちょっと手間だが、その費用は月にたった数十円から200円にも満たない金額なので、もっと使う人が増えてもいいと思う。

とりあえず無理せず、
ムームーメールから始めるなら簡単そう。

格安メールサーバのムームーメール
ここで紹介したような個人で単独利用する場合、なりすましメールと間違われないために以下の設定が必須だ。

1.ムームードメインコントロールパネルへログイン。
 ◇ムームードメインコントロールパネル
 https://muumuu-domain.com/?mode=conpane

2.コンパネメニュー「ドメイン操作」>「ムームーDNS」と進む。

3.設定を行うドメインの「変更」ボタンを押す。

4.表示されたページの「設定2」にて、以下のように入力する。
【設定2】の2行目

サブドメイン種別内容
(空欄)TXTv=spf1 include:_spf.muumuu-mail.com ~all

上手くいかなかったり、これだけでは良く分からなかったらカスタマーサービスへ問い合わせること。
メール回答になってしまうが、現在の設定内容を基に丁寧に教えてくれる。
もちろんお金を出せば、設定もしてもらえる(ムームーメールが格安な理由でもある)。

若干の知識が必要と言われた意味が分かった。
できるかできないか、今のスマホで始めれば、
判断もできそう。

インターネットプロバイダーからもらったメールアドレスを使い続けるのも決して悪くはない。
格安SIMへの乗り換えに比べて、インターネット回線各社の乗り換えは月額数百円の違いしかないからだ。
インターネット回線の乗り換えをしなければ、プロバイダーのメールアドレスも使い続けられる。

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究極の通話対応SIMと組み合すIP電話とは

メールアドレスの準備と共に、ここで紹介したジャパンSIMへ乗り換える前にやっておきたいことはIP電話番号の取得だ。
ソフトバンクのプリペイドカードもIP電話との併用になるが、今の携帯番号を引き継げるので、事前にIP電話番号を取得しておかなくても何とかなる。
いずれにせよ、これらSIMカードを使うには、データ通信専用SIMによるIP電話が必須になる。

LINEによる通話が多くなった今、月額800円以上のかけ放題サービスより毎月の通話料が下回る人が増えている。
通話時間が月平均50分を下回るようなら、かけ放題サービスは不要だ。
このように電話をかけない人向けには、基本料が無料の完全従量制のIP電話サービスが適している。
該当するのはSMARTalkとブラステルだ。

SMARTalkはクレジット決済なので後払い。
ブラステルはクレジット決済以外も選択できるため、最低1,000円以上、自動追加は500円のチャージが必要だ。
どちらも基本料がない代わりに1年以上利用がないと、登録が抹消されてしまう。
ブラステルは残チャージ(使い方にもよるが500円から1,000円)の返金もない。

SMARTalkの方がお得ってこと?

SMARTalkは留守電機能があったり、専用アプリには通話中の録音機能もあり、使い勝手もいい。
留守電機能はアプリ側ではなく、SMARTalkのサーバ側なので、Webから呼び出して聴くこともできる。
但し、0120のフリーダイヤルが使えない。
ジャパンSIMとの組み合わせでは問題ないが、ソフトバンクのプリペイドカードは60日後からは使えないので注意が必要だ。

ブラステルは0120のフリーダイヤルが使えるのと、固定電話への通話料が安い。
また、ここでは紹介しないが国際電話が4円/分(6秒単位課金)からと格安だ。
SMARTalkは国内外すべて8円/30秒。
ブラステルは、国内固定8円/3分、国内携帯18円/分。

携帯どうしならSMARTalkの方が安いけど、
LINEで済ませちゃう。
結局、お店とかの問い合わせ中心なら、
ブラステルの方がいいんだ。

電話をあまりかけない人なんだから、通話料金を気にせずにSMARTalkで良いと思う。
アプリを立ち上げておかなくても、サーバ側で留守電ができるのは便利だ。

ブラステルが提供する電話アプリは通話品質があまりよくないので、ZoiPerなどの汎用電話アプリを使うんだが、当然、設定を自分で行わなくてはならない。
ソフトバンクのプリペイドカードだとフリーダイヤルにかけられないので、IP電話で唯一フリーダイヤルに繋がるブラステルは捨てがたい。
自分でアプリの設定ができそうになかったら、フリーダイヤルには家の電話を使うと割り切ってSMARTalkもありだと思う。

さあ、後はスマホを用意して、格安SIMを契約しよう。
究極プランのジャパンSIMを使うならデータ通信専用SIMとの2枚刺し。
ソフトバンクのプリペイドカードならSMS付きのデータ通信専用SIMにする。
スマホはSIMカード2枚刺しのデュアルSIM対応が必須だ。

次頁はDMM mobile以外に選択肢はないのか、各社のプランと料金を横並びにして比較する。

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