格安SIM選択で最後に読んでおきたいページ(3)

携帯電話
今のスマホ、どこで売る?

意外!!電話番号を引き継ぐ人は約4割

LINE繋がりのない人とは、電話やメールでの連絡になる。
日本の場合、このメールがいわゆる携帯メールの人が多く、携帯会社が変わるとメールアドレスも変わってしまう。

以前はメールアドレスの変更通知が送られてくることがあったが、最近、変更通知を出してくれない人が増えたような気がする。
調べていくうちに分かったのは、一斉通知は有料のオプションサービスになっていて、確かに送信先を細かく指定できるなど高機能になったが、そこまでして、しかもお金を出してまでやる人が減ってしまったのが実情のように思われる。

電話番号はどうだろうか。
そもそも固定電話番号は引っ越しをすれば変わってしまう。
だから転居連絡の際に、新住所と共に電話番号も知らせたものだ。

携帯電話番号が引き継げるようになったのは、香港の1995年に対して日本は6年遅れの2001年からだ。
相手がスマホならLINEで済ませている人が多い昨今。
携帯電話番号も本当に親しい人だけに、新番号を連絡すれば済んでしまうと考えても良いと思う。

このページを見ている人は当然のように知っているであろう電話番号の移行(MNP)サービス。
しかし、意外にも携帯電話利用者の4割程度しかMNPを利用していない実態がある。
番号を引き継がないと移行(MNP)手数料3,000円が浮くばかりか、通話機能なしのデータ通信専用SIMカードを使ったIP電話にしてしまうこともできる。
つまり通話基本料の月額700円も不要になるのだ。

電話するところって、確かにお店や会社ばかりかも。
3,000円払ってまでMNPする人が約4割しかいないのも納得!!
ところで、IP電話って?

IP電話はLINEのようにインターネットを使った電話アプリで、LINEと違うのは専用の電話番号が割り当てられ、固定電話や携帯電話とも通話ができる。
IP電話も奥の深い話になるので、後で詳しく説明する。

ところで「携帯電話番号が変わりました」って、あまり聞かないよね。
それは携帯電話会社の乗り換えをする人が、未だに2割に満たないからなんだ。
MNPしない人は約6割だけど、携帯ユーザ全体からすれば1割程度だ。

その1割、MNPしない人とは、恐らく、初めての携帯がスマホで、
LINE繋がりで友人を増やした20代前半までの人たちのような気がする。

とりあえず迷いがあれば、MNPをして今までの電話番号でも繋がるようにすることをお勧めする。
こうすれば電話番号はいつでも変えられるようになるし、
IP電話はアプリなので、従来の携帯電話とIP電話の2つの電話番号を持ちながら、
相手にIP電話でかけて、新しい電話番号に変わったことを知らせていく方法もある。

新しい電話番号が周知できたところで、通話対応のSIMからデータ通信専用SIMに切り替えれば良い。
IP電話番号はSIMカードに関係なく取得した電話番号なので、
以後、携帯会社が変わろうが、SIMカードを変更しようが、同じ電話番号を使い続けることができるようになる。

なるほど、
電話番号と携帯会社を切り離せるメリットって大きい

ここまでその気にさせて何なんだけど、
IP電話はあくまでもLINEと同じアプリであり、電話として認められていない面がある。
電話番号を引き継がない ⇒ IP電話で済ませられる
と結論を急がず、もう少し説明をさせて欲しい。

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データ通信専用SIMの落し穴

LINEやFacebookなどのSNSや、お金の支払いが生じるアプリの利用では、本人確認のためにSMS認証が使われている。
SMS認証とは、登録した携帯電話番号宛に認証コードがSMS(ショートメール)で送られてきて、その認証コードの入力によって本人確認を行うシステムだ。
SMS認証に使えるのは携帯電話番号のみでIP電話は不可だ。
また、IP電話番号宛にSMSを送ることも受けることもできない。

認証以外でも、SMSなしのデータ通信専用SIMを使うとLTEの電波が掴みづらいとか、バッテリー消費が増えるとかの指摘が数年前まであったのも事実。
古い端末を利用する場合は考慮する必要がありそうだ。

SMS機能は通話対応SIMには標準で備わる。
一方、データ通信専用SIMには、SMS機能のあるものとないものがある。
DMM mobileの場合、SMS機能はオプション月額150円と有償だ。
通話対応はSMSが付いて月額700円。

結局、通話対応SIMのままの方が安心ってこと?

SMSなしのデータ通信専用SIMだと繋がりにくいとか、バッテリー消費が増える問題は回避できたとして、SMS認証ができないデメリットは大きい。
また、LINEの場合は、通話対応SIMでない限り年齢確認ができない理由から利用制限がかかってしまう。
MNPせずに新たな電話番号の通話対応SIMにするだけでもメリットはある。

LINEの年齢認証は済ませているなら、
SMS付きのデータ通信専用SIMでも大丈夫?

LINEに登録した電話番号は、自分で変更しない限りそのままだ。
したがって、電話番号認証が再度必要になるまでは、利用制限なしで使い続けられると思う。
但し、アカウントの引継ぎ等では、登録した電話番号にSMSで認証コードが送られてくる。
電話番号を変えずに通話対応SIMからデータ通信専用SIMへは切り替えができないので、結局のところ登録電話番号は変更せざるを得ないと思われる。
現在の確証情報を維持できるかは、直接、LINEに問い合わせしてみて欲しい。

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IP電話の落し穴

データ通信専用SIMで電話をかけるにはIP電話を使うことになる。

IP電話は050から始まる電話番号で、SMS認証のような比較的簡単方法で取得ができてしまう。
このことが逆に信用性を受けづらく、人によっては疑って電話に出てくれないこともある。
したがってお店等への問い合わせには使えるものの、面識のない個人へは使いづらい電話なのだ。
もうこれは理屈抜きであって、未だに携帯は090だけと思っている人もいる。

私は相手の名前でなく電話番号が表示されても警戒する。
でも050?何?これ?って思うかな。

また、110や119と言った緊急ダイヤルが使えない。
これらは全国共通の電話番号にするため、携帯の場合は基地局から最寄の警察署や消防署の指令室に転送してくれている。

IP電話の場合は基地局からインターネット回線を経た位置に交換機があるため、最寄の警察署や消防署を特定できない。
GPS情報をIP電話でも発信するようにすれば技術的には可能だろうが、
現在の緊急ダイヤルはGPS情報を基に作られておらず、GPS情報は緊急ダイヤルを受けた警察署や消防署のシステムで発信者の位置確認に使っているだけだ。

IP電話で最寄りの警察署や消防署に連絡するには、緊急通報ナビ(警察署用)と火事・救急通報ナビ(消防署用)の電話番号検索アプリを使う必要がある。
これらはアプリ内の警察本部および消防本部の位置情報を、GPS情報で最寄りの本部の電話番号を検索してくれる。
後は、検索された本部(代表番号)に直接電話するだけだ。

注意して欲しいのは、電話をかけた先は代表番号であって、夜間でない限り指令室ではない点。
最初に110や119が繋がらないIP電話である旨を伝えて、指令室に転送してもらわなければならない。
また、位置情報が伝わらないので、緊急通報ナビなどのアプリに表示される現在位置を、電話中にスマホの画面を見て伝える必要もある。
したがって、まずは周りに人がいたら「だれか救急車を呼んでください!」と緊急通報をお願いすべきなのだ。

焦ってる時だから、思わず119番にかけちゃって、
繋がらなくてパニックになるかも。

今のところ、スマホをデータ通信専用SIMで済ませている人は少ない。
警察署や消防署が提供する緊急通報アプリは聴覚障がい者向けのチャットだ。
特に消防署用は事前登録制で、一般の人は利用できない。
警察署用も都道府県毎に分かれている。
要するに緊急通報アプリでは、最寄りの指令室に直接つながらないのだ。

警察署や消防署の指令室は全国にあり、緊急ダイヤルでの電話による対応にしか対応できていない所も多い。
警察署や消防署が提供する緊急通報アプリが一般向けで提供されるには、まだまだ数年先になると思われる。
指令室に直接つながらない個人作成アプリで済ませるには勇気がいる。

緊急通話対応に月額700円は保険のようなもの、
絶対必要だと思う。

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待ち受け専用の通話対応SIMって知ってる?

LINEの年齢制限。
緊急通報ができない。
IP電話番号の信用性の低さ。
ほとんど電話しない人に向いている通話対応SIMってないのか。

ありました。
月額70円程度で使える通話対応SIMが。

HanaCell(ハナセル)って明らかに日本人向けのアメリカの格安SIM会社(お店)で、
日本国内とは国際ローミングで通話やデータ通信ができる。

えっ?
700円じゃなく70円?
SMSオプションの150円よりも安い!!

年額8米ドル。108円/米ドルなら月額72円と超格安。

日本での国際ローミングになるので通話料金は0.85米ドル/分、日本円で92円/分程度とかなり割高になる。
かつてはローミング先をソフトバンクに指定しないと1米ドル/分だったが、
この会社、ソフトバンクが買収した米SprintのSIMを扱っており、
今では日本国内のソフトバンク携帯であれば21時から25時を除き無料でかけられる。
また、ローミングには珍しく、受信はいつでも無料だ。
SMSは文字数に関係なく0.12米ドル、日本円で13円程度なので割高感はあまりないと思う。

どうやって入手するの?

いやちょっと前までは、普通にHanaCellの日本語ページからジャパンSIMをクレジット払いで購入するだけだったんだけど。
今は日本国内へは配達してもらえなくなっちゃったんで、各自で工夫して欲しい。

各自で工夫?

思いつかない人は、ソフトバンクのプリペイドSIMと言う手もある。
ジャパンSIMもだけど、どちらもデータ通信専用SIMとの2枚刺しで使うんだ。

2枚刺し?

格安SIMに対応する端末にはデュアルSIM対応機種がある。
例えば会社用と個人用で端末が2台ある人の場合、デュアルSIM対応端末なら1台で済ませられる。
このような端末に通話対応SIMとデータ通信専用SIMの2枚を入れて使う。

もちろん通話対応SIMだけよりも月額費用が抑えられなければ意味がない。
この条件を満たすものは、ジャパンSIMとソフトバンクのプリペイドSIMだけだ。

DMM mobileの通話対応SIMの1枚刺しなら、年間15,120円。
ジャパンSIMとの2枚刺しなら、年間6,600円程。
ソフトバンクのプリペイドSIMとの2枚刺しは年間7,800円程だが、SMSが受信のみになる。
SMS送信に対応すると年間9,600円程だ。

どちらも使い方にコツがいる。
費用以外のメリットも含めて、それぞれもう少し詳しく説明する。

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幸運にもジャパンSIMを入手できる人は・・・

今では日本での入手に工夫が必要になったジャパンSIMは、
普通のソフトバンク携帯として電話をかけられるのが最大の強みだ。
但し、約92円/分の通話料金を楽天電話などを利用して安価にすることは不可能。
データ通信は使い放題だが、使った月のみ59米ドル、約6,400円程かかる。

SMSはジャパンSIMで行うとして、
別途、SMSなしのデータ通信専用SIMを入れて、データ通信の月額費用6,400円を480円に抑える必要がある。
電話も050で気にしない相手には、IP電話でかけるようにする。
もちろん相手がソフトバンク携帯なら、21時から25時を除き、ジャパンSIMで無料通話ができる。

緊急通報もジャパンSIMから無料でかけられる。
フリーダイヤルもジャパンSIMからでOKだ。
LINEの年齢認証も全く問題がない。

新規契約手数料は、基本料金8米ドルの初年度分を含んで39米ドル。
但し、10~30米ドルの割引キャンペーン(通話料にチャージされキャッシュバック)もあり、
実質1米ドルで入手した人も多いと聞く。

こんなジャパンSIMはMNP非対応なので、
今の電話番号を引き継げないことだけは承知しておきたい。
それ以外はDMM mobieと組み合わせれば、
月額480円+70円=550円で普通の通話対応SIMのように使える。

DMM mobileだけなら1,260円の通話対応が、
ジャパンSIMと組み合すと550円。
しかもソフトバンク携帯との通話は無料。
すごすぎる----------!!!!

すごすぎるのかは分からないが、日本での入手には工夫が必要になってしまった。

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ソフトバンクのプリペイドは裏技使いで・・・

ソフトバンクのプリペイドカードは、正式にはシンプルスタイル用プリペイドカードと言う。
基本使用料は無料、MNPにも対応してくれる。
端末とのセット購入が一般的だが、SIMカードのみを入手するにはスマホを持ってソフトバンクのショップに行く必要がある。

カード発行の事務手数料は3,000円。
通話には予めチャージが必要で、チャージ用のプリペイドカードも購入する。
3,000円分と5,000円分のカードがあるが、使用可能期間がどちらも60日間なので3,000円分を選ぶ。

通話料のチャージも以前はクレジットカードも使えたが、今はスクラッチ式のカード購入のみになった。
カードはヤフーショッピングでも購入できる。
3,000円のカードは2枚組で送料無料、若干の割引がある。

シンプルスタイルは通話料金のチャージがなくなる(残高9.26円未満)か、使用期間の60日を過ぎると、360日間だけ電話番号が保持され、電話とSMSの着信と110や119の緊急ダイヤルだけが使える状態になる。
つまり3,000円で最大420日間も使える究極の待ち受け専用SIMなのだ。

420日を使い切るとせっかくMNPした携帯電話番号を失うので、1年毎や13ケ月毎にチャージすることをお勧めする。
13ケ月毎のチャージでも月額230円。非課税扱いなので実質214円相当だ。
3,000円分の通話料は、1年に2ケ月だけだが普通の通話代として使うこともできる。
他の月はIP電話を利用し、例えば通話料が月300円程度かかるとすれば、実質の利用料は月額換算で168円相当とみなせる。

214円-300円×2ケ月÷13ケ月=168円

シンプルスタイルの3GBパケット定額は2日~30日間で900円~4,980円と割高だ。
したがってデータ通信専用SIMとの2枚刺しで利用する。
データ通信専用SIMは、SMSを認証以外で使用しないならSMSなしでも構わない。
SMSの送信はできないが、ソフトバンクのプリペイド携帯電話番号へのSMSは受信できる。

計算が簡単でないけど、
通話対応1,260円が
650円ぐらいになるんだ。

プリペイドカード式のプリペイド端末はソフトバンクのみ。
積極的な販売もしていないので、購入時の割引キャンペーンは皆無と考えた方が良い。
カード発行手数料(3,000円)とMNP手数料(3,000円)は別途必要になる。

通話対応SIMにしか対応しないLINEの年齢認証は、料金をチャージしてから60日の間に行うようにする。

ソフトバンクプリペイドカードは入手が容易で、
何よりも電話番号を引き継げるMNPに対応するのが最大の強みだ。

ソフトバンクのプリペイドカードは、使用期間切れの時にIP電話に頼ったとしても、フリーダイヤルとSMS送信ができなくなるのが弱点だ。
いつでもSMSが使え、いつでも92円/分で通話できるジャパンSIMより使い勝手が悪い。
次頁では050ではないIP電話もどきや、基本中の基本のIP電話とメールアドレスについても…、究極のプラン紹介は続く。

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