若菜[わかな]~実質活動10ケ月で姿を消した栞菜智世[かんな ちせ]、和製セリーヌ・ディオンとまで称された彼女は今~

注目アーティスト
若菜(栞菜智世) (出典 : NHK「シブヤノオト」2016.11.6放送より)

注目するアーティストが音楽番組に出演することを、勝手に願う応援ページ。
第9回目は若菜を紹介したい。
この投稿は2020年4月26日。
ここに書かれていることが過去のことで、
今は誰もが知るアーティストになっていることを願います。

放送局名「番組名」放送日または収録日

  • できる限り初回放送や配信キー局の放送局名としていますが、不明な場合(主にCSでのライブ中継番組の再放送など)は受信局名です。
  • 番組名は特定できる範囲でサブタイトル等を省くことがあります。
  • 放送日は6時から29時(翌日の5時)までを同日としています。
  • ライブ中継番組は「収録」と表記し、ライブ収録の行われた日です。

栞菜智世(かんな ちせ)、ふりがながないと読めないような芸名で2016年にメジャーデビューした彼女は、突然、その年末で活動を休止してしまう。
その彼女が本名の若菜として2019年から活動を再開。
AbemaTVのドラ恋に女優わかなとして出演するなどし、また観ることができるようになってきた。

若菜としてのファーストシングルは「柳火」(やなぎび)。
自身の思いを初めて作詞した曲らしい。
以前とは違い、ちょっと抑え気味な歌い方が彼女の本来の姿なのかもしれない。

若菜のセカンドシングルは「月-TUKI-」。
曲調はアップテンポでポップな仕上がりで、彼女の声的には、この曲の方が合っている。

若菜はプロフィールに栞菜智世での活動を公表しているが、再デビュー後のソロライブで栞菜智世時代の曲を歌うことはなかった。
彼女が栞菜智世を止めた真相は明かされないままだが、シンガー若菜としてのスタートは、コバソロ&若菜によるカバーソング。
こちらはソロライブでも歌われたみたいだ。

残念ながらコバソロ&若菜の配信曲は、「僕が一番欲しかったもの」「歌うたいのバラッド」「残酷な天使のテーゼ」の3曲にとどまったままだ。
オリジナルを超えたかの判断は皆さんに委ねたい。

ここからは栞菜智世を紹介する。
ページ先頭に載せたものは、MV以外で栞菜智世の歌唱シーンが見られる唯一の映像ではないかと思う。
2016年11月6日、NHKのシブヤノオトに生出演してインタビューにも応えていた。

この時の曲は栞菜智世サードシングル「Heaven’s Door 〜陽のあたる場所〜」。
日テレ「地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子」のドラマ主題歌。
平均視聴率12%超の第三位で、一位がテレ朝「ドクターX ~外科医・大門未知子~」(21%超)、二位がTBS「逃げるは恥だが役に立つ」(14%超)。
ドクターXの主題歌はSuperflyの「99」、逃げ恥は言うまでもなく星野源の「恋」。
「Heaven’s Door」も非常に多くの人が耳にしているはずだが、栞菜智世の名を知る人は多くはなかったのではないかな。

この曲、栞菜智世はのびやかに歌っているが、星野源の「恋」のように誰もがカラオケで歌えるほど簡単ではない。
まさに地味にスゴイ!のだ。
ちなみにカラオケで栞菜智世の「Little Sunshine」(1st.シングルに収められている)を歌ったら全国2位になったんだけど、3人中2位だったのが、えっ!だったことを覚えている。
この1st.シングルはこの年ヒットした映画「僕だけがいない街」の主題歌「Hear 〜信じあえた証〜」でプロモーションしている。

初めて聴いても次のメロディーが出てくるような、なじみやすい曲ではないだろうか。
「Heaven’s Door」、2nd.シングル「Blue Star」も曲調は異なるが、どことなく今風ではないと思わせてしまう。
それでいて彼女の歌唱力を持ってでないと簡単には歌えない。
地味にスゴイ!は、いくらホリプロが大型新人としてプロモーションをかけても、浸透していかなかったのだと悔やまれる。

女性ソロシンガーが台頭しづらい時代。
この年(2016年)、オリコン年間TOP50に1人で入れたアーティストは、星野源、氷川きよし、桑田佳祐だけ。
新人アーティストには、あいみょんや岡崎体育、ここでも紹介したUruもいたが、それを知る人はまだ少なかったはずだ。

普通に見える実力派は、中々認知されづらい。
でも、地味にスゴイ!んです。

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